海外旅行4
格安航空券という宣伝文句をよく目にします。航空会社のカウンターで航空券を購入する際の通常料金に比べると非常に安いのが特徴です。海外旅行そのものの価格を破壊した立役者とも言われるこの格安航空券とは、いったいどういうものなのでしょうか。
格安航空券の草分けで最大手と言えば、HISです。テレビコマーシャルも頻繁に打っているのでほとんどの方がご存知でしょう。HISが公開している格安航空券の価格表を見ると中国、韓国、台湾などのアジア各国への航空券が1万円台から、アメリカ本土やハワイでも3万円前後、ヨーロッパでも同様の価格というすさまじい安さです。正規の料金から比べると10分の1になることもあります。確かに費用を抑えて海外旅行をしたい人にとってはこの上ない価格ですが、なぜこんなことが可能なのでしょうか。
航空券には指定の期日以内に搭乗することが条件になっているものと、そうでないものがあります。基本的に航空券は往復単位で販売されるので往路を使ったらそこから計算して5日以内に復路を使わなければならない、と言った具合です。そうした条件がついている航空券と、そうでない航空券には当然価格に差があります。言うまでもありませんが、期日条件付のほうが安く手に入ります。このような条件のついている航空券をFIXと言います。往路使用から5日以内に復路を使う条件になっている航空券を5日FIXと言います。それに対して、そのような期日の条件がついていない航空券のことをOPENと言います。
もうお分かりかと思いますが、格安航空券はほとんどがこのFIXです。条件が厳しければ厳しいほど航空券は安く仕入れられるわけですから、販売価格も格安になります。当然このような格安航空券はパッケージツアーにも利用されます。例えば関西空港発4泊5日のハワイ旅行という商品があったとすると、この旅行で使用される航空券は大阪とハワイを往復する5日FIXの航空券があれば可能になります。必要以上に長い航空券(例えば7日FIXなど)は無駄になりますし仕入れ価格も高くなるので、ここでは必要最小限の航空券が利用されます。こうした条件の厳しい航空券は格安で仕入れられるため、格安パッケージツアーが可能になるのです。
格安だからと言って墜落しやすい飛行機になったり、機内食が出なくなったり、座席のすわり心地が悪いなどといった不具合は全くありません。あくまでも通常の飛行機で通常の座席です。同じ行くなら少しでも安いほうがいいという方は、格安航空券や格安パッケージツアーをうまく活用してお得な海外旅行を楽しんでくださいね。