B系ファッション
B系ファッションについて説明していきます。
B系ファッションというのはいわゆる黒人ヒップホップ系アーティストの好んだスタイルに端を発するファッションスタイルで、オーバーサイズのスエットやパーカーにブーツやスニーカーなどを合わせるなどが一般的です。ただ日本国内では、現在このB系ファッションが独立したスタイルとして浸透しており、それらのファッションをしているからといってヒップホップを愛好しているとは限らないのが現状です。B系という呼称にしても、もとはヒップホップ文化に馴染みの無い層に向けて雑誌などが打ち出した言葉であり、実際にヒップホップのスタイルを愛する人間の間ではあまり使われません。
これはかつてMCのKRS-Oneが提唱したヒップホップの九大要素であるラップ、DJ、ダンス、グラフィティ、ビートボックス、言語、ファッション、知識、起業精神などのうちの一つでもあり、B系ファッションはアメリカ合衆国の二大臨海都市に住むアフリカン・アメリカンの若者の生活に根付いたものでもありました。東海岸のニューヨークと西海岸のロサンゼルスから、今日では世界中で目にすることの出来るタイプが発信されており、ヒップホップ文化そのものと期っても切れない関係にあると言っても過言ではないでしょう。
1970年台からB系ファッションは大きな変化を遂げ、現在では世界中のあらゆる大衆文化の重要な位置を占めるに至りました。八十年代には大きなサングラス、KANGOLのキャップ、様々な指輪、巨大なドアノッカーイヤリング、スニーカーといったアイテムをRUNDMCやLLクールJを筆頭とする当時の大物たちが好んで着用しました。同時にカーティス・ブローやビッグダディー・ケーンなどのMC達によって金のネックレスや他の宝石を身に着けることも一般的になっていき、髪形に関しても八十年代前半にはジェリーカール、後半にはハイトップフェイドが主流を占めていました。さらに黒人の誇りを高めていく運動との関連が強いクイーン・ラティファ、パブリックエナミーなどの影響でアフリカ的なチェーンやドレッドロックス、赤・黒・緑の色使いの服装なども人気を集めていきました。これらは今日のB系ファッションにおいてもその影響が見られるほどで、連綿と続くヒップホップの歴史の現れといってもいいでしょう。
B系ファッションについてはこの他にも考察サイトなどがあるので、気になる人はヒップホップの歴史などと一緒に見てみても面白いかもしれません。