ホップステップブログ

2009/4/17 金曜日

パンクファッション

Filed under: ファッション — admin @ 19:50:12

パンクファッションは今ではすっかりファッションの1ジャンルとして定着した観があります。
パンクファッションの「パンク」とは音楽のパンクのことです。もともと70年代後半にイギリスで勃発したパンクムーブメントに端を発しています。当時大ブームを起こしたパンクグループ「セックスピストルズ」の衣装がその原点とも言われています。このバンドはもともと「ヴィヴィアン・ウエストウッド」をロンドンで取り扱っていたマルコム・マクラーレンがメンバーを集めて結成したと言われており、もともとファッション性を重視したものでした。
大ブレイクしたセックスピストルズの衣装に缶バッジや安全ピンを付け加えることで「パンクファッション」というスタイルが完成されました。
その魅力はファンが簡単に真似できること、そしてパンクという音楽が持っていた「体制への反抗」といった精神的なイメージをファッションで表現できることが挙げられます。音楽ブームと合わせパンクファッションは若者を中心に大きな人気を博したのでした。
このように、音楽、そしてそこに込められた精神性などが密接に結びついて生まれたパンクファッションですが、現在、とくに日本ではそういった要素はほとんど失われており、純粋なファッションスタイルとして定着しています。パンクファッションをしている人でも音楽のパンクにまったく興味がなかったり、その精神性をまったく知らないということも少なくありません。また、欧米ではナチスドイツを連想させるハーケンクロイツなどのモチーフが問題になることがありましたが、日本ではそういった問題もなく、また一般の社会や文化に対する反抗の意志などもほとんど感じられないものになっています。
さらに、パンクというジャンルに対する理解不足もあり、日本ではロックファッションと混同されることも多いのが特徴です。
近年では大ヒットした少女コミック「NANA」の影響でパンクファッションに対する注目が高まっています。これも本来の「パンク」とは無縁の世界で起こっているブームと言えるでしょう。
このように、パンクファッションはとくに日本において完全なファッションスタイルとして定着を見ました。しかしパンクファッションを愛用している人間も、周囲の人間も完全にスタイルを理解しているとはいえない状況でもあります。今後ファッションスタイルとして成熟するかどうか、なかなか微妙なところがあるというのが現状でしょう。

コメント (0)

この記事にはまだコメントがついていません。

コメント RSS

現在コメントフォームは利用できません。

Powered by WordPress ME